こんにちは!
一昨日からメデジンに訪れています😊
今回は昨日行って来たシティーツアーのガイドさんが言っていたことが、あまりにも素敵だったのでシェアしたいと思います!
1人のガイドさんにつき約20人ほどの観光客で行われ私たちの会は2:15スタート!
ガイドさんの名前はPoblo!
有名な犯罪者と名前が一緒ですね😅笑
このガイドさんが本当に素晴らしくて参加者の名前と出身を一瞬で覚え、説明する時もバックを使ったり帽子を使ったり歴史が苦手な私でも6:30pmまで行われたのにも関わらず最後まで飽きずに参加できました!!!
まず、メデジン出身の人はパイサと呼ばれます。
彼らは自分たちは他のコロンビア人とは違い自分たちは特別で一番優れているんだとみんな思っているらしいです。笑
確かに誰に聞いてもメデジンが一番だと言い張るしとても誇りに思ってるように見えます。
それはなぜかと言うと?
コロンビアで有名と言ったらコーヒーですよね??
そしてその大体のコーヒーはメデジンで作られています。
メデジンは一年中春のような天気で毎日がコーヒー栽培に最適な気候です。
コロンビアの経済はコーヒーで支えられてると言っても過言ではないでしょう!!
またある一説ではメデジンは谷の中央にある街で他の地域とは関わることがありません。
ですから最初にメデジンに来た人たちが自分のたちが一番!!
という考えを持った人たちだけで作られた街は当然その子孫たちもその考えが引き継がれますよね?
みんながみんなメデジンが一番だと言われ続けて育てばそれが当たり前だと思ってしまいますよね…笑
そんなメデジンですが、約20年前は最悪な環境にありました。
Pablo Escobarは有名なドラッグディラーでメデジン出身です。
彼は沢山の人を殺しました。
ガイドさんの幼少期は爆弾や銃弾などの音を聞くのは日常茶飯事で外に出るのも怖かったと言います。
しかしそんな彼はまた沢山の家やビルを作りメデジンの経済を活性化させたのは事実だそうです。
だからと言って彼が許される訳は決してありません!!!
例えばこの建物。
ガイドさんが子供の頃は窓ガラスは全部割れ、扉は閉ざされ建物自体壊れかけ、周りには沢山のドラッグディラーがいたと言っていました。
しかし今はなんと!
教育長官の建物になっています。
これは昔は辛い過去があってもわざと真逆なものを作り"教育で未来は変えられる"。
そういう願いを込めて建てられたそうです。
また今メトロが作られているところで昔大きな爆弾が落とされたそうです。
というのもその事件が起こった週に火山が噴火して1つの街を丸々飲み込んでしまい、沢山の人が亡くなくなったそうです。
他にも悪いことがいっぺんに重なって起き、コロンビアの人たちは心に大きな傷を負い貧困で身体も心もボロボロで死にそうだったと言います。
しかしなぜそんな酷い過去があるにも関わらずコロンビア人はみんなハッピーなのでしょうか?
コロンビアは世界で一番ハッピーな国だとも言われています。
それは過去に死にそうになりながらも必死で掴んだ小さな可能性に助けられまた息をする嬉しさや幸せを感じられたからだそうです。
だからコロンビア人は本当に小さいことでもお祝いします。
小さなことに感謝し喜びを感じられる。
それは辛い過去があったからできることですよね。
そんな時代に唯一の光として作られたメトロではみんな綺麗に使います。
道端にはゴミが置きっぱなしだったり正直に言って綺麗な場所だけではありませんがこのメトロではみんな静かに行儀よく座り、お年寄りや子連れには即座に席を譲り若者が窓を引っかいたり落書きしたり傷をつけることを一切しません。
また、飲食も禁止されています。
彼らにとってメトロはただの交通機関ではなく希望だからだそうです。
最後にこちらのオブジェ。
誰かが爆弾を仕掛け、沢山の方がまた亡くなりその中にはたった7歳の女の子もいたそうです。
また悲しい過去。
市長はまたこの酷い出来事を忘れようとしました。
しかし
この作品の作者が彼に電話をし忘れないために撤去はしないでくれと頼んだそうです。
ですがただ悲しい過去を残すのではなく、隣には新しいオブジェが建てられました。
これは昔のメデジンと今のメデジンを象徴しているそうです。
たしかにコロンビアの過去はとても酷く辛いことが起き未だに沢山の問題があります。
ですが人々は未来に希望を持ち、変えられる!と信じています。
そして今、コロンビアは変わってきています。
街は前よりも綺麗に、活性化し、何より観光客がとても増えたそうです。
10年前はたったの9000人にだったのが去年ではなんと30万人もの人がコロンビアに訪れました!!
コロンビア人にとって観光客はただの観光客ではなくコロンビアが変わってきている。という証だそうです。
だから多くの彼らは観光客と話したがるし関わりたがるんだそうです。
現に、私達がガイドさんの話を聞いてる時、何にものローカル人が立ち止まりコロンビアへようこそ!!と言ってくれました。
コロンビアは確かに日本と比べたらまだまだ危険なところもありますが本当にメディアが流すニュースだけで判断してほしくないと私は強く思います。
ガイドさんがフリーツアーを続ける理由は少しでも多くの観光客がコロンビアを知り、テレビやラジオでは分からないコロンビアの部分をそれぞれの国に帰った時に友達や家族にシェアして、コロンビアは変わってきてるということを伝える架け橋になってほしいからだと言います。
私も少しでもこのブログを読んだ人がコロンビアに興味を持ってくれたらなと思います💓